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石井個人のブログ

キャンディーズの曲 『青春の真中』

キャンディーズの3rdシングル『危い土曜日』のB面にカップリングされた曲。ロック色を前面に出した『危い土曜日』と同じ作詞安井かずみと作曲森田公一だが、正反対に穏やかで透明感のある曲になっている。

収録アルバム 危い土曜日~キャンディーズの世界~
リリース 1974年1月21日
作詞:安井かずみ 作曲:森田公一

楽器編成:オーボエ1 Aギター1 Eギター1 Eベース1 ヴァイオリン1部 キーボード トライアングル ドラムス

曲は純朴な乙女の恋を表していて、静かに心の中に秘める熱い思いを更にお互いが感じ会いたいという内容になっている。穏やかなさざ波と爽やかな風をイメージする詩と曲調が見事なコンビネーションを見せている。2番の歌詞の「愛すること知るために」は乙女が一つ女性として成長するようなことを意味深く表現している。
1stシングル『あなたに夢中』、2ndシングル『そよ風のくちづけ』のB面も森田公一による作曲で感傷的なバラード風だが、この曲は穏やかな曲調ではあるが、バラードとは分類しづらくCパートがビートがやや強くなり曲調も変化するので前2作とは差異がある。

楽器編成はキーボードを使用しているものの非常にアコースティックな伴奏になっている。キャンディーズでは珍しいオーボエがイントロの主旋律を優しく奏で、装飾音も他の楽器よりも大きくミキシングされている。イントロでのトライアングルもこの曲の穏やかさに貢献している。
6小節のイントロが終わった後、Aパートが3人のユニゾンで歌われる。その伴奏はキーボードとアコースティックギターのみとなり叙情的になる。A’パートに入る直前にベースとドラムスが入りほんのりと雰囲気が変化する。楽器が加わるものの穏やかさは引き継がれる。
A’パートは主旋律をスーが取り、その後ハーモニーが展開される。Bパートはアウフタクトで始まり、スーの主旋律に対してラン、ミキのコーラスが穏やかな風のように入る。後半に入ると3連符が効果的に使われている。

30小節目からのCパートに入る前になるとドラムスが3連符でやや強めに、そしてシンバルも使われここで若干の曲調が変化する。そのやや強くなったビートに対して4小節はユニゾンでやや強くなりつつもこの曲全体の雰囲気である穏やかさを保ち歌われる。Cパート5小節目からはハーモニーになりスーの主旋律の上がラン・ミキによって装飾される。その裏ではヴァイオリンが優しく奏でられている。
コーダはイントロと同じようにオーボエが主旋律を取り、ヴァイオリンとキーボードを中心としてディミネンドされて終わる。

キャンディーズインターナショナル株式会社 代表・作家 石井宏幸

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